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2007年2月 1日 (木)

粘土団子

 新聞を読んでいて、ふと、目にとまった粘土団子という語句を調べて
 みました。福岡正信さんという93才の農業研究家が生み出した自然農法の
 主役でした。この方は、砂漠の緑化への功績により、マグサイサイ賞を
 受賞なさっています。100種類以上の種子と粘土をコンクリートミキサーで
 混ぜたものから直径2~3cmの団子を作ります。ひとつひとつの団子には、
 2粒か3粒の種子が入っています。この団子を荒れ地や砂漠にまくと、
 その時期の、その土地に、もっとも適した種子が発芽します。そのまま、
 放置しておくと、さらに、別の時期に、別の植物が育ちます。いくつかの
 植物が新たに育ったり、虫や病気、鳥獣によって絶滅したりする中、最後に、
 その土地の条件、気候に最適な植物が残るというのです。
 種子を粘土の団子の中に入れるのは、乾燥してしまわないようにするのと、
 虫や鳥などに食べられないようにするためです。発芽したあとは、不耕起
 (耕さず)、不除草、不施肥(肥料を与えず)、無農薬で、植物自体の智恵で
 育つように仕向けます。第一世代は、地面に日陰を作る役割を果たす
 だけで、第二世代にバトンタッチするかも知れません。第二世代は、
 第三世代が育つための養分になるだけかも知れません。しかし、そうした
 世代交代の末に、砂漠や荒れ地が緑豊かな土地へと変貌していきます。

 粘土団子は、百種類の種子の中から自然淘汰で最後に残る種子を選ぶ
 レースのために利用されるだけではなく、単種類の種子を入れてコストの
 かからない植林などにも利用されているようです。苗を他所の土地で
 育てて、それを植樹するとなると、膨大な労力を必要とします。つまり、
 高コストになりますが、粘土団子に植林したい樹木の種子を入れて空中
 散布すれば、非常に低コストで植林できます。さらに、種子を直播きする
 場合、1平方メートルあたり、10,000粒の種子が必要というのが、従来の
 工法あったものが粘土団子を用いると、60-200粒で森林再生が可能との
 結果が足尾銅山跡地を蘇らせる研究によって得られたという話もあります。
 材料費の段階で数十分の一になっているというのです。でも、粘土団子を
 作るための人件費コストがかかるので、帳消しになってしまいそうです
 けれども。

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コメント

 粘土団子に興味があり、調べているうちにこのブログに行き着きました。
 お暇なときにでも、私のブログに遊びに来てくださ~い。

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