あちこち、お出かけするのは、いつかは、hana ちゃんに乗って、北海道
一ヶ月の旅とかをしたいと、準備というか、予行演習の意味もあります。
キャンピングカーに期待する役割は、人それぞれだと思いますが、大きく
わけて、定点滞在型と、ひたすら移動型とがあると思います。もっとも、
定点滞在と言っても、滞在地に到達するまでは、ひたすら、移動せざるを
得ないわけですし、逆に、移動型のほうも、食事して温泉につかり、就寝
するときには、その場所に滞在しているわけで、キャンピングカーは、
もともと、両方の役割を果たすためのもので、定点滞在だけのためなら、
別荘のほうが、より、目的にかなうでしょうし、移動だけのためなら、
もっと、快適な乗り物があります。それをあえて、滞在型、移動型と、
分けたのは、より、どちらに比重をかけているかによって、必要とする
装備も違うでしょうし、より快適なものにするための情報やノウハウも
方向性が違ってくると思ったからです。私は、ひたすら移動型です。
就寝設備は、宿泊費を浮かせるためのものですし、自炊するのは、
食費を浮かせるためです。つまり、より多く移動するために経費を有効に
使う必要があるので、食や泊にかかる費用を切りつめているのです。
でも、一方で、せっかく旅してるのですから、地元の食材を使って料理を
すれば、旅の気分をさらに盛り上げることができるし、満天の星降る下や、
かまびすしいほどの虫の音に囲まれて眠るのもまた、旅の醍醐味だと
思っています。
暮れから正月にかけての伊豆の旅でも、外食は、一度だけで、あとは、
すべて自炊でした。自炊すると、食器を洗う必要がありますから、水を
消費します。今回、40リットルの水を積んで出かけましたが、二日で
30リットル消費してしまいました。これは、節水のために工夫したことを
実行しなかったためです。hana ちゃんの給水ポンプは、798円で買った
バスポンプ(お風呂の残り湯を洗濯機に汲み上げるためのポンプ)を
利用してますから、とにかく、勢いがよくて、これを使って洗い物なんか
すると、あっというまに、10リットルくらいは消費してしまうのです。
これでは、たまらないので、水は、いったん、2リットルのペットボトルに
汲んで、洗い物にも、ペットボトルから注いだ水を利用するようにして
一度に多量の水を消費しないようにし、どのくらい、水を消費したのか、
一目瞭然にわかるようにして、無駄な水の消費を抑えるという工夫を
したのです。でも、ついつい、これを忘れて、どんどん、ポンプの水を
使ったものですから、予定以上に早く水を使ってしまったのでした。
水を旅先で補給する方法としては、最初は、道の駅やパーキングエリアの
水をいただいていたのですが、これって、厳密に言うと盗水ってことに
なりかねないし、用意したホースでポリタンクに汲んでるの図も、
はっきり言って、カッコ悪い。九州では、スーパーの裏手に行って、
お総菜を作ってる作業場の水を分けてもらったついでに、おすすめ
商品というか「わたしらも、買って帰るんよ」というおいしい情報も
もらったりしたので、これはこれで、楽しいのですけど、これも、
いつでもというわけにいきません。いざとなれば、給油の際に、頼めば、
スタンドでも水を分けてくれると思いますし、他にも、いろんな方法が
あるのでしょうけど、何か定番とできる手段はないかと探していました。
あるとき、長野県をさまよっていて、道沿いに湧き水を汲むことが
できる場所があって、これだ!と、ひらめいたのです。日本各地、
温泉に不自由しないのと同様に、名水・湧水にも不自由しないに違い
ないのです。ただ、温泉と違って、地図に載ってるものは、限られるし、
駐車場はおろか、車で近づくことさえ困難な山中にあったり、その場、
その場で調べるには、べらぼうなパケット料金が発生したりするので、
事前に、よく研究しておくことと、計画的に水を使うことが必要に
なります。
今回は、その必要な条件を満たさず、せっぱつまり、恐ろしいほどの
パケット通信料を使って、水の補給元を探し出しました。
国道136号線沿い松崎町にありました。駐車場も、hana ちゃんを
ゆったり停めることができるスペースがありましたが、歩道の縁石と
なにしろ、国道に直面しているため、駐車には、かなり、気を使い
ました。後ろの建物は、回転式の経蔵で、1810年に建立された
ものだそうです。
本堂も、風情があります。この本堂に向かう石段の両脇に湧水が
ありました。
私は、本堂に向かって右側の、おそらく、庫裏に向かう石段の
たもとの汲み場で、水をいただきました。この浄泉寺の隣の
伊那下神社境内に湧く神明水も、長寿の水として名高く
水汲みの人が絶えないのだそうです。
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