海が割れるのよ
倉敷市児島唐琴の沖合1kmのところに、大潮のときだけ姿を見せる
幻の島、高洲があります。女房が「行こうよ。行こうよ」と、せがむので、
潮干狩りに出かけました。
ここで乗船券を買って
この船で渡ります。桟橋と船の間に、船よりちょっと長い、もう一つの
桟橋がはさまれているのが、おわかりでしょうか。テントの骨組みが
立ってるところです。そろそろ、出航するというのに、なかなか、皆さん
船に乗り込もうとしません。「はーい。出航します」と、船長さんが
言っても、何人か船に乗り込んだものの、ほとんどの人は、まだ、
船の横の桟橋の上です。ついに、船が動き出す頃になって、やっと、
その意味がわかりました。皆がいる桟橋は浮き桟橋で、船で高洲に
運んで、そのまま、高洲側の桟橋になるのでした。
高洲には、デジカメは持って行きませんでした。砂や海水で汚れた
手では、シャッターを押すことはできませんし、万一、落としたら、
一巻の終わりです。持って行けば、いろいろ、珍しい写真も撮れた
でしょうけどね。海の真ん中に立って、瀬戸大橋を眺めたり、すぐ
近くまで行っても逃げようとしない水鳥や、ナナフシの子供みたいな
水性昆虫?とか、幻想的な夕日、漁村の灯火が、海中から眺めると
漁り火のように見える光景とか、いっせいに潮を吹くマテ貝などなど、
被写体には事欠きませんでした。でも、貝掘りに忙しいし、ゴム手を
用意するなど、写真を撮るためには事前準備が必要です。
着船直後は、長さが100mもない極小の島だったのに、汐が引いて、
どんどん干潟は大きくなっていきました。最後には、ゆうに全長1kmを
超えたと思います。タイラギ貝やマテ貝を採るのは初めてです。しかし、
この高洲に来たのは、おそらく初めてではなく、小学校の頃に来た記憶が
あります。とにかく、海の中に出現した州をブラブラ歩いて、サザエの
貝殻を見つけて拾ってみると、貝殻ではなく、ちゃんと生きていたので
ビックリしたことを覚えています。あとで、壺焼きにして食べたことと、
壺焼きという調理法があることを知って驚いたことなども覚えているの
ですが、学校の遠足のような状況で訪れたのか、家族とともに行ったのか、
そのあたりの記憶が、全く欠如してしまっています。でも、少なくとも、
潮干狩りが目的ではなく、海の中に、こういう不思議な場所があるんだ
ということで連れて行ってもらったような気がします。
マテ貝と、バカ貝、タイラギ貝にツメタ貝と、アラメ、ニシのたぐいなどが
採れました。
マテ貝は、バター炒めに、巻き貝は茹でて、ショウガ醤油でいただき
ました。タイラギ貝は、貝柱を刺身で、二枚貝は一部をみそ汁にして
おいしくいただjきました。二枚貝は剥き身にしたものが残ってます
から、また、何かの料理に使われるはずです。
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