石鎚山 II
国民宿舎で石鎚登山ルートの地形図が掲載されたパンフレットを
いただいたので、じっくりと見て研究しました。しかし、土小屋と山頂を
まっすぐに結ぶルートと、天柱石経由のルートとの関係が、イマイチ、
よくわからなかったので、さらに土小屋へと情報収集に行きました。
土小屋のロータリーのところにある案内地図に周辺の詳細な地図が
あって、ようやく、パンフレットの地図では判然としなかった部分が
ハッキリしました。第二駐車場のトイレのわきに、天柱石方面や、
ツナノ平(なる)、西之川方面へと続く登山道の入り口があり、
国民宿舎の駐車場の奥に、土小屋~山頂ルートに横入りできる
登山道の入り口があるのでした。第二駐車場のトイレわきの登山道
入り口は、実際に確認してみると、なんだか、ほとんど整備されて
いないケモノ道みたいな登山道でした。この天柱石コースは、せっかく、
1400m以上の高度にある駐車場から、わざわざ、約400mほど
下って、夜明峠までの標高差500mをいっきに急登するという
よっぽどのスキ者か、Mっ気のある人でないと選ばないコースなので
人気もなく、登山道の整備も行き届いていないように思えます。
夕食の準備をし、食べて片付けて、明日の登山の準備を済ませても、
まだ、午後7時。前の晩は、3時間ちょっとしか寝てないので横になれば、
眠ることはできそうですが、夜中に目が覚めてしまって、困ってしまう
ことでしょう。といって、ワンセグTVも「受信できません」と、つれないし、
さて、どうやって時間をツブそうかということになりました。
いつかは、こんなこともあるだろうということで、積み込んでいた碁石と
碁盤を取り出して、女房に囲碁の手ほどきをしました。「生き死に」と
「コウ」と「目」と「セキ」あたりを盤面に並べて教えましたが、理解でき
なかったでしょうねぇ。とにかく、実戦ということで、25子局という
スゴイのをやりました。3線から下に石を置くと、ことごとく、私に石を
取られちゃうので、怖がって4線より上にしか石を置かなくなって、
4隅と3辺半くらいが私の陣地になり、おまけに、十数子の大石を
殺してしまったので、数えるまでもなく、百目くらい勝っちゃいました。
ルールはともかく、何をどうすればいいのか、さっぱりわからない
状態だったハズで、もう少し、ちゃんと手ほどきしないと無理かな?
でも、内容はどうあれ、一局打ったので、それなりの時間を要して
時刻は9時を過ぎていました。外は、満天の星で、ジュピター、天の川、
秋の四角、北斗七星、スバル、カシオペア、北極星と知ってる限りの
星を女房に教えて、就寝しました。
夜中に二度ほど目が覚めて、駐車場のトイレに行きました。最後は
熟睡できて、起床したのは、5時半ごろです。第二駐車場での宿泊組は、
全部で5組。我が家と、お隣の軽キャンパーと、あとの三台は、車の横に
テントを設営してのお泊まりでした。朝食を済ませ、昨夜、ほぼ、支度を
済ませていたワリには、準備に手間取り、あげくに、軍手が一組、
行方不明になって、十分近く、わあわあ、探してるうちに、お隣のご夫婦は、
お先にと出発してしまいました。結局、出発は、午前7時を過ぎました。
国民宿舎の敷地から見た第二駐車場。クリックして拡大すれば
土木機械と四駆車の間にテントが設営されてるのが、わかるで
しょうか?その左手の赤い屋根の建物がトイレで、さらに、その
左に看板らしきものが、いくつも見えると思いますが、そのあたりに、
天柱石方面やツナノ平、西之川方面への登山道の入り口が
あります。
土小屋から二の鎖前鳥居までは、等高線に沿った尾根道で、
急坂もなく、距離をかせげます。
ときには、小さな谷を渡る、こんな桟道にも出くわしますが、道は、
よく整備されていて、とても歩きやすくなっていました。それに、
この季節にしては、花が豊富で、目を楽しませてくれます。
特にリンドウは、たくさん咲いていました。行きにはツボミだったものが、
帰りには、いっせいに開花して、我々を見送ってくれたのでした。
まばゆいばかりの好天にも恵まれました。
やはり、山は天候がイチバンです。
二の鎖前鳥居には、午前9時ごろに到着しました。出発してから、
約2時間の行程ですね。先に出発したはずの軽キャンパーの
ご夫婦は、出発前に国民宿舎で買い物をしてたとかで、その間に
私たちは追い抜いていました。この鳥居でも、私たちが休憩を
終えて出発するころに、到着してました。
鳥居を出発すると、いよいよ、鎖場です。
まずは、二の鎖。ここで、女房はへろへろになり、迂回路を行くことに。
二の鎖の上部には、さらに、半封鎖の状態の鎖場がありますが、
こういうのを登るのが大好きな私は、これも、登っちゃいました。
さらに、三の鎖。わぉ~です。
よく見ると、早くも紅葉してますね、私は、高揚していて、そんなこと
どころではありませんでした。さすがに、この鎖場は、いっきに登る
ことができず、後続の方に道を譲って、しばし、息を整えなければ
なりませんでした。
弥山山頂には、10時前に到着。登山口からの所要時間は、休憩を
しばしば、取りながらでも、2時間40分くらい。決して、キツイ登山では
ありません。
天狗岳を見ながらの早い昼食でしたが、たっぷりと食べました。
昼食後は、天狗岳に登ってみてもいいかなと思ったのですが、
女房は「行かな~い」と言うので、下山開始。11時ごろだったと
思います。
紅葉は始まったばかりという光景でしたが、ナナカマドの赤い実が、
青空に映えてきれいでした。
下りの二の鎖前鳥居のところで、ちょっとした事件に遭遇しました。
成就社からのルートと合流地点なのと、階段に腰掛けて休憩する人が
多くて、ごったがえした状態になっていたのですが、分岐から、土小屋
方面に向かう入り口のところで、30代半ばの女性が、道のはずれから
足を踏み外し、声も立てずにスルスルとすべり落ちて、両手のひら
以外は、道の面より下という状態になってしまいました。さいわい、すぐ
近くにいた、ふたりの人に手をつかまれ引き上げられて、大事には
至らなかったのですけど、山では、どんなところでも、事故と隣り合わせ
だということを目の当たりにしてしまいました。
行きと同じ道を帰るのですが、視点が変わると新たな風景を
見つけたりします。
かなり下って、鶴ノ子ノ頭近くですが、今回の石鎚登山で、一番、
気に入った風景です。土小屋~山頂ルートは、視界が開けて
見晴らしが良く、また、登りたくなりました。
駐車場が見えてきました。その向こうには土小屋の建物も見えます。
駐車場では、hana ちゃんが出迎えてくれました。到着は、午後1時
過ぎ。全行程6時間の山行きでした。
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コメント
8級レベルのソフト(彩ですが)相手に100目負ける私が言うのも何ですが、いきなり碁の手ほどきしながら対戦って、そりゃあんまりでしょ。
普通そう言う時は五目並べしませんかぁ?(笑)
いやぁ、登った事のない石鎚ですが、おかげで行ったような気がしましたよ。TKS(^^;
投稿: さぶ六 | 2009年9月25日 (金) 12時18分
よく、スジがいいとか悪いとかいいますが、最初の手ほどきを
してみて、とにかく、負けて悔しがるというのが、碁の上達に
もっとも、必要なことではないかと思いました。でも、
たしかに、とっつきにくいゲームですよね。ただ、棋力の差が
9子以下に縮まれば、置き碁で、完全に対等な勝負が
できるのがよいところ。夫婦お互いのボケ防止のために
機会を見ながら、是非、習得してもらおうと目論んでます。
投稿: 何処吹く風 | 2009年9月26日 (土) 07時11分