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2014年4月 3日 (木)

防犯灯 第3回

岡山市開催の講座で、質問したことと、ほぼ、同じ内容の文書を

岡山市内の25の学区別連合町内会と、31の単位町内会に、
メールで送りました。31日に送付して、昨日現在で3通の返信が
ありました。その中の1通は、岡山市連合町内会の方からの
返信でしたから、前途に明かりが見えてきました。そのメールを
ここに引用することは、信義則上、出来ませんが、さらに、
私が出した返信は、以下のようなものでした。
---------------------------------------------------------
さっそくの返信、ありがとうございます。
岡山市連合町内会から岡山市への申し入れを行っていただければ
願ったり叶ったりです。一町内会からの「質問状」には、一週間以上
経っても、梨のつぶてです。LED化に対する補助金制度が始まった
経緯についても、興味深く拝読いたしました。
先日のメールの一部繰り返しになりますが、
》1500以上ある町内会のLED化がどの程度進んでいるのか、
》電気代がどの程度軽減されているのか
》LED寿命後、町内会でLEDの維持管理を続けられるのか、
 今回のLED化事業で、岡山市としては、ほぼ、正確にLED化された
 防犯灯数は把握できるものと思われます。防犯灯維持費の岡山市の
 負担は、全額ではなくても良いと私は思っております。助成金という形で、
 一灯あたりの上限をつけたり、LED防犯灯と蛍光灯とで、補助率を
 変えたり、基本的には、一定額の予算で助成できるカタチが望ましい
 とさえ思っております。そうしなければ、他の全額負担している自治体に
 防犯灯数が増えすぎて、財政を圧迫してる例があり、岡山市としても
 助成に踏み切れない理由となっていると考えます。
 そこで、最初っから、今回のLED化事業予算を上限とした補助金制度の
 新設をと要望すれば、ハードルが低くなると考えるのです。
 場合によっては、一定の範囲内で年度ごとの助成率が変動するものに
 なっても、あるとないでは、大違いです。28年度からのスタートとなれば、
 岡山市としても予算の捻出がラクになるのではないかと思われますし。
 私ども町内会にとっては、仮に、50%の補助でも、大変に助かるのです。
 実際には、私どもの町内で、現在受けているLED化事業の年間助成額で、
 毎年の電気代とLEDの寿命が来たときの交換に要する費用を
 全額まかなえるのではないかと試算しております。
 防犯灯が正常に作動しているかといった日常管理は、町内会が
 おこなったほうが、きめ細かくできるし、岡山市としても点検管理に要する
 人件費が浮くわけですから、お互いに役割を分担できると考えます。
 いずれにしても、これまでの岡山市との交渉の経緯や、他の案件との
 優先度なども勘案する必要もあることでしょう。
 是非とも、ご検討いただきながら取り組んでいただきたく、よろしく
 お願いします。

2014年3月25日 (火)

防犯灯 第2回~いろいろと、忙しい(笑)

 かねてより、防犯灯の電気代を岡山市に払わせようと闘争中ですが、
 本日、新しい動きをいたしましたので、ご報告です。
 今日、岡山市では、安全・安心ネットワーク推進室主催の「リーダー・
 コーディネーター養成講座」というのが、開催されました。内容は、
 岡山県警察本部から、二人派遣されて、それぞれが、講演を行う
 というものでした。
 前回の防犯灯闘争関連の記事は、去年の8月に一回だけ。その後、
 何もしなかったかと言えば、一度、防犯灯担当の生活安全課の課長さんに
 お会いしにいきました。なんでも、人事異動で去年から担当課長に
 なったばかりとのことでしたが、連合町内会を通じて要望してみれば…
 などと、人ごとでした。名刺をくれというと、民間と違って名刺なんか
 作ってないと言いました。ウソつけ。さっき、他の課の平の担当者でも
 名刺をくれたゾと、わめきかけましたが(笑)そこは、ぐっと抑えて、
 とりあえず、引き下がりました。長期戦になることは目に見えているので、
 最初っから消耗していては、続きません。ちなみに、連合町内会を通じて
 要望は過去に何度も行っていて、効果がないことだけが立証済みです。
 で、虎視眈々と、機会を窺っていたのですが、今日の講座は、テーマも
 防犯関係ですし、何よりも、会場には各町内会関係者が、ズラリと、
 200名以上、詰めかけています。
 第2部:「犯罪のおきにくい社会づくり」の講演が終わり、質疑応答の
 受付が始まったので、私は、さっと手を上げて、以下の質問をしました。
---------------------------------------------------------
 防犯灯は、文字通り防犯のために設置されているはずです。
 その防犯灯の大半は町内会名義になっております。このため、
 防犯灯の電気代と管球取り替えにかかる費用は、町内会費の
 14%を占め、おおいに、町内の会計を圧迫しております。
 そこで、今日、ご列席の岡山市の方に質問ですが、なんとか、
 防犯灯を維持する費用を負担いただけないでしょうか?
 これまでも、いろんな機会を通じて、防犯灯の維持管理費用を
 岡山市に懇請してきたものの、予算がとれないの一点張りで
 却下されてきたと、もれ聞いております。町内会が、同様に
 お金がないから払わなければ、どうなるでしょう。電気を
 止められて、防犯灯は消えます。文字通り、お先真っ暗です。
 三年前から、防犯灯のLED化事業が進められています。
 今年と来年の5ヶ年で、町内の防犯灯の、ほとんどが、
 LED化できます。これで、毎年の電気代など維持管理費は、
 LED化が完了後、蛍光灯時代に比べると、年間 13,000 円
 安くなる見込みです。私どもの町内の例ではありますが…
 で、LED球の寿命ですが、初期の明るさの70%になったら
 寿命ということにしましょうと日本照明器具工業会が決めました。
 時間にして、4万時間です。
 毎日、何時間防犯灯が点灯しているか、わかりませんが、
 お彼岸頃を基準に、夜7時から朝5時までの10時間点灯していると
 考えれば、約11年で寿命を迎えます。LED球の値段は、10Wで、
 12,000円です。私どもの町内で11年周期で全部のLED球を
 交換して行くためには、最低、2つづつ交換しなければなりませんから、
 年間 24,000 円かかります。実際には取り替え工賃も発生しますし、
 16W のものは、LED球だけで、19,500 円もしますから、最初の
 LED化のものが寿命を迎え出す8年後ぐらいからは最低でも現在の
 5~60%増しになってしまう計算になります。
 つまり、LED化によって、維持費が安くなったように見えましたが、
 実は、費用の先送りで、しかも、全体的には大幅な負担増になるのです。
 町内会は任意団体ですから、加入しないと言われれば強制できません。
 その結果、金銭的に余裕がある人が、防犯灯代を払わず、年金暮らしで
 やっと生活している人が、他の町内会会員と同じだけ負担するという
 不公平を生じます。防犯灯は市税でまかなうほうが、まだ、公平なんです。
 財政に余裕がないから、防犯灯については、払えないと言ってきた
 岡山市ですが、再来年、LED化事業が終了すれば、その防犯灯
 取り替え分の予算の6~7割を確保していただくだけで、私どもの
 町内の例では、維持費がまかなえます。残り3~4割は、LED球が
 寿命を迎えたときの取り替え事業のために積み立てておいてください。
 LED化事業で、各町内の防犯灯の数については、ほぼ、完全に
 把握できているはずです。調査費が不要です。予算も新たに獲得せずとも、
 継続事業化すれば、確保できるチャンスです。どうか、この機会を
 損失することなく防犯灯維持費の負担を町内会から取り除いて
 いただけないでしょうか?
 というのが、長い長い、私の質問です。よろしくお願いします。
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 確かに長い(爆)でも、会場内からヤジが飛ぶでもなく、それどころか、
 「質問」が終わったら、拍手さえいただきました。安全・安心ネットワーク
 推進室の課長さんは「防犯灯の担当は、生活安全課なので…」と
 ホッとしながら?「文章化されてるようなので、担当に渡します」との
 ことでしたので、それはそれで、目的達成です。でも、本当の目的は、
 この件に関して、岡山市内の町内会と連携していきたいので、その
 糸口づくりなのでした。その意味で、とりあえず、今日の講座参加者に
 岡山市に防犯灯の電気料金を払ってもらえるかも知れないと思って
 いただければ、大成功です。さっそく、次の手を打たねばなりません。
 ふふふ…

2013年8月 5日 (月)

防犯灯 第1回

 岡山市では、町内会名義の防犯灯の電気代に対する補助が、いっさい、
 ありません。これを是正して欲しいという要望は、連合町内会などを
 通じて、何度も提出しているようですが、改善されません。
 先日、岡山市名義の防犯灯が、車庫の出入りの邪魔になるので、移動して
 欲しいと区役所に申し入れました。このお宅では、最近、建て替えを
 したのですが、前は建物の角に防犯灯が位置してました。建て替えで、
 そこが車庫になり、防犯灯スレスレに車を出し入れしなくてはならなく
 なりました。そして、ついに、その家へのお客さんが、車庫入れの際、
 防犯灯に車が接触して損傷してしまったというのです。
 防犯灯の移動に関する費用は、当然、岡山市の負担と考えて要請しに
 行ったのですが、担当者が意外なことを言うのです。
 「その車庫の持ち主個人の利益のためなので、受益者負担ということで、
 車庫の持ち主に費用を負担してもらいます」
 この言葉で、私の逆鱗のところについてる LED が、ひとつ点灯しました。
 そんなバカな話はない。電力会社でも、NTTでも、建て替えなどで、
 邪魔になったら、無償で移動してくれる。岡山市も、要請に応える義務が
 ある。そもそも、この防犯灯は、町内会の境界線上にあり、通行者の
 ほとんどは、町内会会員以外だ。つまり、この防犯灯の受益者は市民で
 あり、受益者である市民の負担なら、即ち岡山市が負担すべきだ。
 と、主張しました。
 その後、本庁に問い合わせ中で、回答を得られ次第、連絡するとのことで、
 待っていたら、5日後、担当者から TEL がありました。
 「移動費用は全額、岡山市の負担するが、町内会から要望書を提出して
 欲しい。しかし、その前に、個人の利益のためでないと確認しておきたい」
 と言うのです。逆鱗LED の二つ目が点灯しました。「個人の利益のためじゃ
 ない。防犯灯を設置しているために、個人が不利益を被っている。その
 不利益を受益者である市民=岡山市が解消すべきだと言っている」
 この議論は、どこまで行っても、平行線です。で、議論の途中で、町内会が
 出すべき要望書に個人の利益かどうかなどと記入する欄があるのかと問うと
 余白はあるので、記入することは可能だが、特に記入するべき欄はない
 などとワケのわからない答えをする。記入する必要がないなら、この議論を
 決着させる必要など無いのでは?あなたと私では考えが違うということで
 いいだろと言えば、市の税金を使ってやるので、個人の利益のために行う
 というのであれば、不公平になるので行うことが出来ない。だから、確認が
 必要だと言います。たとえ、確認しても、それを要望書に載せるワケでも
 ないのなら、確認自体あってもなくても同じではないか…と、泥仕合化
 しかけてきたので、「とにかく、私の考えがどうであれ、要望は、町内会
 として、出すので、たとえば、町内会長は別の考えを持つかも知れない」
 と助け船を出すと担当者の声がパッと明るくなり、「では、町内会長さんに
 確認すればいいですか?」というので、どうぞ、ご自由にと答えて、
 とにかく、要望書の書式を町内会長宛に送っておいて欲しいと言えば、
 「じゃあ、町内会長さんが要望書を提出してくれるのですか?」などと
 調子に乗るので「いや、提出は、パシリの、この私がします」と五寸釘を
 刺しておきました。
 この担当者には、他の件で、不快な思いをさせられたことがあったので、
 今回は、徹底的に、いてこましてもいいのですが、特に利益も生まないので
 放置することになるでしょう。しかし、「責任」という言葉に極端に弱く、
 何を差し置いても避けようとするとか、受けた要件は、「この件は、
 むつかしいですよ」と、ことさら、困難さを強調してみたり、上述のように
 決定を伝えるとなると、それをエサに自分の主張で相手をネジふせようと
 したり、たとえて言うと、刑事ドラマ見過ぎの新人刑事が、いつもコートを
 着てるみたいな、なんだか、安っぽいドラマで描かれる公務員像そのまんま
 みたいな野郎なので、今後もイジる機会があることでしょう。
 で、やっと、冒頭の件に戻りますが、防犯灯の受益者は誰かという話です。
 個々には、袋小路の奥に一軒だけしか家がないというような、主として、
 その家に住む人たちかなというケースもあるでしょうが、たいていの場合、
 不特定多数の通行人で、つまりは、市民ということになると考えられます。
 だから、電気代は、市が払うべきものだと思います。
 防犯灯は、民地に設置されていたり、中には、民家の外壁に設置されている
 ものもあるので、全部を市の名義にするには、困難なケースもあります。
 だから、町内会名義のままであることについて、特に異議はありません。
 また、球切れを見つけて交換するといった日常的な管理も、市がやるより
 町内会が行うほうが、効率もいいだろうし、コストも抑えることができる
 でしょう。でも、電気代まで払えというのは、たとえば、町内会を市に
 置きかえれば、町内会は、各班に防犯灯の管理を委託し、その費用は、
 各班で払えと言ってるようなもので、受忍できる範囲を越えてます。
 私の属する町内会は正会員が百世帯に満たない小さな町内会です。去年、
 公会堂を建て替えたので、そのときに、340万円の借金ができました。
 そのうち、140万円については、有志に十年分町内会費を前払いして
 もらって、十年間町内会費を徴収しないことが、返済の代わりになる
 というカタチの借金です。200万円については、公会堂を会議室として
 貸し出して、その料金を返済に充てるというものですが、見通しが立つ
 ものでもないので、ある時払いの催促無しという条件での借り入れと
 なってます。
 というわけで、毎年の町内会費収入のうち、14万円については、天引きで
 負債の返済金になっているため、毎年の会費収入は、36万円です。一方、
 防犯灯の管理費用は、年間、約6万円です。これは、借金がなくても、
 ズッシリとのしかかる金額です。公会堂ができて1年が経過しましたが、
 いまだに、公会堂を借りたいという申し出はありません。何とか、防犯灯の
 電気代を全額、岡山市に負担してもらわないことには、200万円の返済が
 できません。それよりも、集めた町内会費を右から左へと支払いにあててる
 だけでは、防災に強い町づくりだとか、お互いに気持ちよく楽しく住める
 町づくりだとか、町内会本来の役割を果たすことが困難になっていきます。
 とはいえ、町内会があえぐような電気代を、財政が逼迫している岡山市も、
 おいそれと負えるような状況ではありません。でも、今なら、ひとつだけ、
 財源を確保できそうな道があるのです。

 岡山市では、一昨年から、5年計画で、市内の防犯灯をすべて、LED 化
 するという取り組みをしています。私の属する町内会規模で、年間、
 10万5千円の補助金を受けながら事業を進めています。これは、既設の
 防犯灯を取り替えるための補助金で、これとは別に、LED 防犯灯を新設する
 ための補助金というのがあり、今年度は、11万円ほど、補助を受けて
 3基増設する予定にしています。
 この LED 化事業のために確保された財源が何もしないと、2年後には、
 消えてしまいます。それを、この機会に、なんとか、防犯灯電気代補助と
 中身を代えて存続させることができれば、電気代補助が現実化します。
 ウチの町内会の規模で言えば、取り替え補助金部分だけで、電気代全額と
 防犯灯新設年間一基の補助が可能になります。
 近々、岡山市役所に乗り込んで、交渉開始します。最後には、補助金を
 もらえるまで、町内会の防犯灯全灯点灯休止などの武闘派闘争にまで
 拡大するか?乞うご期待。