2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

2015年7月31日 (金)

ずいぶん前に引っ越してます。

だったら、ここを閉鎖すればいいのに、
捨てられない性格というか…

2014年6月21日 (土)

ご案内

 

 ここは、「旧ドコライフ」です。

 

 

 現在は、下記に移転しております。

 

 

 

 ドコライフ:http://dokolife.serveblog.net/dokolife.html

 

            ↓↓↓

 

 


 

 ブログ本体:http://dokolife.serveblog.net/wordpress/

 

            ↓↓↓

 

       http://dokolife.net/wordpress/


            ↓↓↓


                    http://dokolife.net/dokolife_3/

 

 

 ここは、ふだんは過去ログ置き場として

 

 

 使っております。広く世間に訴えたいようなテーマがあれば、また、ここを

 

 

 使うこともあるかも知れませんが、そのときには、現ドコライフのほうでも

 

 

 その旨、告知することになろうかと存じます。

 

 

2014年2月 1日 (土)

金魚玉図

 昨年の8月-11月は、主に公会堂の西窓をふさぐ工事を行って過ごし
 ました。特に10月は、ほぼ、毎日、これにかかりっきり状態でした。
 公会堂は、一昨年に建て替え新築したのですが、建築基準法の小さな
 親切、大きなお世話の採光基準により、大きな西窓をこさえる必要が
 ありました。夏には、強烈な西日が入り、室内が灼熱地獄になります。
 なので、竣工後、この窓をふさぐということは決めていたのですが、
 建物を建てた業者に見積もりを依頼したら、10万円だというので、
 それなら、私がやれば、材料費だけで済みますから、三分の一くらいの
 費用でできるだろうと、取りかかったのです。
 しかし、実際に取りかかってみると、設計変更の連続で(というより、
 やりながら、どうやるかを決めるという設計なんぞ、あってないような
 もの)いろいろ、どうせやるならと欲も出てくるし、結局、総費用は、
 ¥55,733 かかりました。
 それは、さておき、外から見える部分が、壁紙一色では、味気ないので
 絵を描きました。

Image1

 神坂雪佳の金魚玉図の模写です。

Sekka_02

 私の模写をアップすると、

Img_3395

 模写ですから、「まんま」なのです。制作風景は…

Img_2993

 なんと、油絵なのでした。まずは、試し書きをして、

Img_3003

 描いていきます。

Image2

 一応、できあがり…と思ったのですが、ワンポイントだけでは、あまりに
 さみしかったので、後日、水草を描き足しました。

Img_3035

 ところで、油絵を描くのは、実に35年ぶりのことでした。ですから、
 絵の具は、35年間、一度も使ってません。果たして使えるもの
 だろうかと、危惧したのですが、ほとんどの絵の具が蓋を開けた口の
 部分の固まりに穴を開けただけで、支障なく使えたのです。蓋を
 開けただけで使えた物も、けっこう多かったのでびっくりです。

Image3

 筆も、ペインティングオイルも、筆洗油も、全て問題なく使うことが
 できました。油絵の具の乾きの遅さは、制作時には敵にも味方にも
 なるのですが、まさか、35年も表面しか固まらないとは、思いも
 よりませんでした。

2014年1月27日 (月)

大塚国際美術館

 女房の勤務先で遠足をする?っていう話は、半年以上前に出てたのですが、
 なかなか、実行されず、今回初めての開催となりました。行き先は、表題の
 大塚国際美術館。蓋を開けてみると参加人数は、5人…といっても、うち、
 二人は、私と女房ですから、職場の参加者は3名。最初の試みなので、ま、
 そんなものでしょうか。
 大塚美術館(長いので「国際」を省略。英語表記では、THE OTSUKA MUSEUM
 OF ART と、「国際」はないのですけどね)は、初めてですが、行く前の
 イメージとしては「所詮、ニセモノだからな…」というネガティブなもの
 でした。でも、今は「また行きたい」と思っています。早速、近所の人に
 今度、一緒に行こうと声かけをしました。
 私は、そういう美術館の存在さえ知りませんでしたが、皆さん、よく
 ご存知で、行ったことがあるという人や、一度行きたいと思ってるという
 人が、周囲にたくさん居て、驚きました。知らない人のために、ちょっと、
 説明すると、世界の名画を信楽焼の陶板に焼いて展示している美術館です。
 つまり、複製画を集めて展示しているのですが、複製の仕方が、陶器なので
 変色のおそれがありません。だから、他の美術館では絶対に考えられない
 ことが、ここではできます。つまり、展示されてる絵に直接触ることが
 できるのです。油絵の絵の具の盛り上がりを指の感触で楽しめます。
 「所詮、ニセモノ…」だからこそできる展示方法もありました。壺の表面に
 描かれた絵を展開して横開きの一枚の絵として展示してあったのです。
 また、最後の晩餐は、修復前と修復後が、向かい合わせに展示されてます。
 これも、ホンモノにはできませんね。館内では、三脚やフラッシュを使わない
 などわずかな条件を満たせば、ほぼ、自由に撮影できます。撮ってきた
 何枚かを紹介しますね。

Img_4050

Img_4051

Img_4054

Img_4059

Img_4062

Img_4068

Img_4069

Img_4072

 きりがありませんね。撮ってきた写真を全部並べても仕方がないので、
 最後の一枚。

Img_4070
 この方が、絵の解説をしてくださったボランティアガイドの方です。
 そして、大塚美術館の最大の魅力は、この方のような、ボランティアの
 人による解説なのでした。プロの解説と違って、それぞれの方の個性と
 知識、感じ方で説明して下さるし、実際に現地で見たときのトリビアを
 含めて解説していただけるので、すごく、楽しいのです。ですから、
 気に入った絵の前に、ずっと、立っていて、次から次へと来られる
 ガイドの方の、それぞれ個性ある説明を聞けば、その絵を、すごく、
 立体的に感じることが出来るのではないかと思えました。そして、
 このことこそ、何度でも大塚美術館に足を運びたいと思わせる最大の
 動機なのです。
 「この美術館には、何度目のご来館ですか?」というガイドの方の質問を
 受けて、半数以上がリピーターで、5回目10回目という人もいましたが
 不思議でも何でもないですね。
 館内には、アート君というロボット解説員もいて、サービスで、来館者の
 顔を画像認識で、館内の絵の中の、どの人物に似ていると思うかを
 教えてくれるのですが、私の顔を「バッカスに似ている」と言ったのが、
 唯一気に入りませんでした。

2014年1月14日 (火)

こむら返り

 休Linux日は、連休にしました。土曜日は、hana ちゃんのお出かけ準備と
 チェーン試着。hana ちゃんは、購入時に前の持ち主が、いろいろ、装備を
 積み込んだままにしてくれていて、チェーンもありました。でも、これまで
 機会がなくて、実際に装着可能かどうか試していませんでした。日曜は、
 2年ぶりに、スキーに出かける予定だったので、寒波も来てるし、
 チェーンが使えるかどうかを試しておかねばならなかったのです。
 クラウンのときには、タイヤハウスの隙間が狭くて苦労しましたが、
 今度は、その点は大丈夫でも、ダブルタイヤの内側のタイヤが、チェーンの
 端を踏んでいて、二度目のバックが必要でした。ずいぶん、長いこと
 装着したことがなかったこともあって、両側つけるのに、30分くらい
 かかりました。チェーンバンドは、金属製で、バネが強く6個のクリップを
 きちんとかけるのは大変で、最後の1ヶ所は、5ヶ所目の隣に引っかけ
 ました。実際に装着するときには、2~3km走行した上で、チェーンの
 ゆるみ取りと、チェーンバンドのかけ直しが必要かも知れません。
 早めに出発したかったのですが、結局、土曜日の22時半ごろになってしまい
 大山の槙原駐車場着は、1時半頃でした。FFヒーターと電気毛布併用では
 暑くて、まずは、FFヒーターを消し、それでも暑くて電気毛布も切って、
 朝まで熟睡しました。起床は、6時ちょっと前。朝食食べたり着替えたりで
 7時始発のシャトルバスには、ぎりぎり、セーフといったところでした。
 いつものお気に入り第9リフトで、1時間も滑っていないのに、早くも
 女房が休憩しようよと言うので、ロッジに入りました。雪が舞ってて、
 気温も低くかったのに、フェイスマスクを持って上がってなくて、口元が
 冷え過ぎたようです。私のウェアは、襟を立てるとフェイスマスク代わりに
 なるので、寒さに耐えることができました。女房をロッジに置いて、
 センター4で上がってみましたが、急斜面はスキーにならず、最初は、
 横滑りで降りるだけ、その後、シュテムって、なんとか降りてくるだけと
 情けない状態で、早々にロッジに帰って見ると、女房は、うたた寝中。
 国際ロッジは、あまり、暖かくないので、そのまま、うたた寝してると
 確実に風邪をひくので、中の原に移動しました。1本目で、雪が、
 ひっかかり、軽く転倒したので、2本目でリベンジと攻めたら、今度は、
 1本目と同じ場所で、こっぴどく、転倒しました。これは、アカンと
 大山ビューホテルに入ったら、女房が休憩してました。1本目だけで、
 すぐに、ロッジ入りしたようです。国際に比べたら、暖かいので、早めの
 食事も摂って、ゆっくりしようとしましたが、食堂が、ずいぶん混んで
 くるし、思い切って、切り上げることにしました。
 帰りには、本宮の名水を汲み、皆生のOH湯ランドで温泉につかり、再び
 米子道に乗りました。溝口ICを過ぎたあたりから、眠気に襲われ、
 やっとのことで、蒜山高原SAにたどりつくや熟睡1時間半。電気毛布を
 敷いて寝てたのですが、寝起きに足の指が、つりだしたので、手で
 暖めようと足を曲げたところで、スネの下部が、こむら返りを起こしました。
 これが、痛いのなんの… ふくらはぎが、つったことはありますが、
 スネは初体験で、どう対処したらよいかわからず、そのうち、両方の
 足先が、つってくるし、あまりの激痛に、女房に助けを求めたものの、
 何をしてもらいたいのかわからず… とにかく、両方の足先を、両方の
 手のひらで、包むようにしてもらい、スネのこむら返りが治まるまで
 待ちました。
 帰宅してから調べたら、どうやら、正座すれば、スネの筋肉が伸びて、
 救急処置が取れたようですね。いやあ、痛い目に遭いました。なぜ、
 こむら返りに襲われたかですが、早朝、シャトルバスに乗る前に、足先が
 つりかけていたし、スネも冷え冷えとしたイヤな感じだったことと、
 スキーも早めに切り上げて、温泉で暖めもしたのに、なったということ
 から、やはり、前日の睡眠不足と、日頃の運動不足が原因ですかねぇ。
 マグネシウム不足?とも思いましたが、調べてみると、インスタント
 コーヒーには、豊富にマグネシウムが含まれているようで、日に何杯も
 飲む私は、むしろ、マグネシウム過多かも知れません。ここのところ、
 Linux 作業で、ずっと同じ姿勢でいたことも、原因のひとつなのでしょう。
 こむら返りについて、いろいろ、調べていると胸筋のこむら返りなんてのも
 あるそうですね。それも、むちゃくちゃ痛そうです。

2014年1月 1日 (水)

あけましておめでとうございます。

Image1
 今年も、よろしくお願いいたします。

Image2

 ↑↑↑の馬は、寒立馬。2005 年の銀婚旅行で下北半島を訪れた時に
 写したものです。

Dsc00021

 ↑↓は、1999年に訪れた都井岬の馬。野生なのに、ずいぶん、
 足が長いのですね。

Image3

 これら4枚の画像の元のサイズは、150KB 前後。最近の画像は、
 3,000KB 前後。ブログにアップするときには、1,000 KB 以下の
 条件があるので、それに合わせていますが、デジカメも、
 数年の間に、値段は、数分の1、性能は十数倍という例の法則に
 のっとっていることを、あらためて、認識しました。

2013年12月27日 (金)

ウェルカムボード

Img_4018

 自賛、制作中。

2013年11月 7日 (木)

ほぼ、風呂嫌い


 昭和天皇の風呂嫌いは、有名で、一週間に一度入るかどうか・・・
 風邪で、1ヶ月くらい風呂に入ってはダメという診断が出て
 おおいに喜ばれたとか。
 
 最近の暑さは、異常で、さすがに夏は、日に何度もシャワーを
 浴びたりするけど、冬場は、学生の頃なんて、風邪じゃなくても
 1ヶ月くらい風呂に入らなくても平気。社会人になると、そうも
 いかなくなったけど、再び、半脱社会人?となった今、今日で
 4日、風呂に入っていません。もちろん、シャワーも。

 hana ちゃんで、お出かけのとき、毎日のように入るのは、
 風呂ではなく、温泉です。風呂嫌いだけど、温泉好きという
 まあ、そういうヤツです。私。だから、どうにも、頭が
 かゆくなってガマンできなくなったりすると、回数券を
 買ってある里山近くの温泉に行きます。ウォッシュレットの
 おかげで、お尻がかゆくなることが減ったので、問題は、
 頭のかゆみ(というよりフケ)だけなので、これが解決すれば、
 2ヶ月くらいまでイケるのではないかと密かに思っています。

 温泉では、くまなく身体中を石鹸の泡を立てて洗いますが、
 家では、風呂でもシャワーでも、原則、シャンプーするだけで
 身体は、湯に浸かったりシャワーを浴びるだけ。人間の
 身体の汚れは、40℃以上の湯を一分間浴びれば、落ちるハズ
 なのです。毎日のように、ゴシゴシ、ナイロンタオルなんかで
 洗っていたら、皮膚が老化してしまう・・・ハズ。

 とまあ、参ったか。まのじさん。

2013年9月 8日 (日)

映画三昧 2

 せっかく、山ほど映画を観たのですから、やっぱり、感想めいたことを
 書いておこうと思います。今夜観たのは「ヘルタースケルター」。今頃?
 って感じですが、これまで、なんとなく、見よう!って気になれません
 でした。今夜も、さほど、気分が乗ったというわけでもないんですが、
 「FRAUEN IM LIEBESLAGER」とか、「PATRICK VIVE ANCORA」とか、
 「SNAPDRAGON」とか、「NUDO E SELVAGGIO」など、まあ、どうして、
 ここまでB級なんだ?という映画、しかも、言葉が全然、わからない
 (ロシア語で、字幕の代わりに吹き込んである。吹き替えではありません
 元の音声に被せて映画のセリフを同時通訳?するので、元のセリフが
 英語でも、聞き取れもしない)のを、延々と見たので、なにか、少しは
 マシな映画がないかな…、おお、そうだ、ヘルタースケルターをまだ
 見てなかったと思い出したのがきっかけです。
 まあ、そんな状態だったからということもあるかも知れませんが、意外と
 面白かったのです。しかも、沢尻エリカが、イイ!この脚本でイタリア
 映画になったら、間違いなくB級映画にしかならないところをエリカ様の
 力で、A級とは言わないまでも、B級にはしなかった、そこが、スゴイ!
 もちろん、脇役が豪華ですよね。桃井かおりに、寺島しのぶ、大森南朋、
 新井浩文、綾野剛、原田美枝子。それに、江口のりこまで出てるというん
 ですが、いくら探しても、どこに出ていたのか不明(笑)土屋アンナは、
 桃井かおり社長の席の後ろに飾った写真の中にいたりしました。そんな
 ことは、ともかく、役柄と沢尻エリカのキャラクターやルックスが、
 ぴったり合ったのでしょう。でも、この映画、終わり時を完全に失って、
 最後のあやしげなクラブのシーンは、蛇足だったのが残念でした。
 検事役の大森南朋クンが、スクランブル交差点で、比留駒千加子と偶然
 会ったあたりで終わるのがベストだったかな。
 ヘルタースケルターは、しっちゃかめっちゃかという意味だそうですが、
 ベルトラン・ブリエ監督の「Calmos」こそ、しっちゃかめっちゃかとしか
 表現のしようがない映画です。「MERCI LA VIE」も、しっちゃかめっちゃか。
 この監督、大人の童話と評判の「ダニエラという女」や、カンヌ審査員
 特別賞を受賞した「美しすぎて」も、撮ってるっていうんですが、あとの
 二つは未見なので、どうも、信じられません。でも、映像に説得力が
 あるので、どんなに荒唐無稽だろうが、突拍子もない展開になろうが、
 惹きつけられるんですね。
 「L'Annulaire」は、原作が小川洋子さんの「薬指の標本」なんだそう
 ですが、英語字幕だけでは、ディテールがわからないままでした。でも、
 汗ばんだ肌が何度も出てくるというのは、やはり、日本の小説が原作に
 なっているからかなあと思いました。汗がにじむなんてシーンは、
 洋画では初めて見ましたもの。
 押井守監督のじゃなくて、ルシール・アザリロビック監督のフランス映画
 「Innocence」も観ました。日本では「エコール」というタイトルで公開
 されたそうです。この監督、たぶん、日本映画をたくさん見てるんじゃ
 ないかしら。誰かが「1999年の夏休み」のパクリだ!と書いてましたが、
 森の中のシーンは、むしろ、千と千尋を思い浮かべました。しかし、
 映画の内容は、まさに、フランス映画。背徳の香りや犯罪の匂いが、
 ずーーーっと、たちこめたままです。ラスト寸前までは。道具立ては、
 どうあれ、映像は、やはり、フランス映画です。女性を撮らせたら、
 フランス映画にかないませんね。でも、もう少し、女性にやさしい視線を
 向けてあげればいいのにって思うことは多いですけど。
 「Flossie(1974)」や「The Virgin Spring(1960)」のスェーデン映画も
 観ました。Flossie は、もし、クリスチーナ・リンドバーグ版が完成して
 いたら、また、評価が変わったかもしれませんが、単なるポルノ。一方、
 The Virgin Spring は、多くの人が、絶賛するのですが、私には、その
 良さが、さっぱり、わかりません。特に、最大の山場である泉が湧き出す
 シーンも、とってつけた感じだったのですが、誰かが「脚本家がどうしても
 入れたかったシーンであり、一方ベルイマンは入れたくなかったシーン」
 と書いてたので納得しました。上司から気に入らない仕事を押しつけられた
 ときの仕事っていうわけですね。樺の樹を捻り倒す↓↓↓のカットは、

Photo_2

 映画の紹介動画などで見て、この映画を観てみようという動機となるような
 絵になるシーンなのですが、要するに、サウナで身体をたたくための樺の
 枝を取るために倒しただけ?怒りの表現のためだけなら、もう少し、他の
 方法もあった?と、冷ややかに見てしまいました。
 少年が殺された少女に土をかけるシーンでは、
Photo_3

 よく見ると死んだはずの少女の胸が呼吸で動いてるし、少年に土を顔に
 かけられる瞬間に反応してたりするのが見えて、まあ、ここは、撮り直し
 でしょ!と、思わずツッコミたくなります。単なるあら探しになってきて
 ますけどね。黒澤明のマネをしたけど、失敗した作品としか思えません。
 って、そこまでヒドイわけじゃないんですけど、多くの人が、スゴイ映画だと
 絶賛してるのに、私だけ、その良さがわからないヒガミなんでしょう。
 反対に、Tiresia は、ネット上での評価が、ほとんどありません。日本では
 未公開のままだったのかな?この映画は、二部構成になっていて、男娼が
 監禁されて、鑑賞され、やがて、捨てられる(文字通り、捨てられる。
 しかも、両眼をつぶされて)前半と、その捨てられた男娼(Tiresia)が
 少女に拾われて介抱されるが、結局、神父に殺されるという物語。でも、
 スゴイんです。この映画。男娼達が客に拾われる森、監禁犯が愛し、
 やがて惨殺するハリネズミ。少女が、Tiresia を見つける小川。Tiresia の
 顔にヒゲが生えてきたときに、顔が男の顔になる。そうしたひとつひとつが、
 非常に高いリアリティを持って描かれていて、観客は、その場にいて、
 目撃している感覚になるのではないか。しかし、一方で、前半と後半で、
 Tiresia を別の役者が演じ(映画を紹介する動画を見たときに、性同一性
 障害者をとりあげたドキュメンタリーと勘違いしたのは、このせい)前半の
 監禁犯と後半の神父は、明らかに違う人物のはずだが、同じ俳優が
 演じるという仕掛けがしてあって、観客を混乱させるが、同時に作品に
 深みを与えているのだと思いました。とにかく、見終わったあとに、
 うーむと、うならされてしまう映画でした。「House of Tolerance」は、まだ、
 ざっとしか見てなかったのですが、じっくりと見ないワケにはいきません。
 邦画は、「愛のむきだし」も面白かったですよ。私は、満島ひかりに、
 朝ドラの「瞳」で初めて会いました。同じく、朝ドラの「おひさま」にも
 出演してたので、イメージが固まりかけていたところに、NHK BS の
 「開拓者たち」で、まるで違うイメージを与えらて、びっくりしましたが、
 「愛のむきだし」では、さらに違う満島ひかりに会って、さらに驚かされ
 ました。現在、TVドラマ「Woman」で好演中ですが、もう、「瞳」の頃の
 満島ひかりは、誰?っていうくらい女優です。でも、笑うと、どの役を
 やってても、地の満島ひかり?に戻っちゃうんですよね。
 「開拓者たち」では、私は初めて綾野剛にも会ってるんですね。でも、実は
 ヘルタースケルターにも出てて、「GANTZ」にも出ていて、その「GANTZ」で
 魅惑の横乳を見せてくれたのが、夏菜で、悪評だった朝ドラ「純と愛」を
 最後まで見させたのも、あの横乳の魅力だったんですね。綾野剛は、
 「セカンドバージン」で、鈴木京香の息子役やってた。「愛のむきだし」
 にも出てるらしいので、調べたら、1シーン、1分ほどの出演だったとの
 ことでした。でも、「カーネーション」の周防さん役が、イメージに
 ぴったりと思うんですけど。「最高の離婚」のときも、ハマリ役でした。
 半グレ男から、大名まで、よくもまあ、これだけ、幅広く演じられる
 ものだと、感心してしまいます。
 でも、こうして見ると、朝ドラって、知らなかった役者に会える機会を
 提供してくれますよね。玄覺悠子とか。江口のりこが、朝ドラに出る日を
 楽しみに待ってます。
 韓国映画は、好きな人は好きなんでしょうけど、嫌いな人は見向きも
 しないのかも知れません。私は、いわゆる、韓流ドラマは、いっさい
 見ませんでしたが、「悪い男」は、韓国映画についての先入観みたいな
 ものを気持ちよく、ぶっ壊してくれました。このぐらい重厚な映画を
 日本でも作ってくれないかなあ。純製作費 7億5千万ウォンで、これだけの
 映画が作れちゃう。スゴイなあ。この監督の他の作品も探してみよーっと。
 まだまだ、いろいろ、観たのですが、作品が多すぎて、感想というよりも、
 コメント集みたいになってしまいました。まとめとして、今夏観た映画の
 ベストスリ-を発表します。
  第一位 王妃マルゴ(La Reine Margot)
  第二位 ロイヤル・アフェア(A Royal Affair)
  第三位 ティレジア(Tiresia)
 今後の鑑賞予定としては、ベストスリーに、二つも中世ヨーロッパ物が
 入ったので、「1492 Conquest of Paradise(1992)」「Macbeth(1971)」
 「Anonymous (2011)」といった中世物。江口のりこマイブームつながりで、
 「ジョゼと虎と魚たち」。「悪い男(Nabbeun Namja)」をもう一度。
 フランス映画の「House of Tolerance(2011)」に、メキシコ映画の
 「Ano bisiesto (2010)」あたり。あとは、「Import-Export(2007)」
 「30 Beats (2012)」「About Cherry (2012)」「Hotel Desire (2011)」
 「戦闘少女 血の鉄仮面伝説 (2010)」「Cynara Poetry in Motion (1996)」
 「Little Deaths (2011)」などを、パラパラと観て行こうかなと。
 映画三昧、秋の編の始まりです。

2013年9月 1日 (日)

映画三昧

 ここのところ、映画ばっかり見ていて、だんだんと、昼夜逆転してくるし、
 公会堂のリフォームは進まないし、いいかげんにしないとダメなんですが、
 映画って面白いですね。
 見た映画のタイトルは、Flossie 、Romance x 、Le Pornographe 、Q …
 ダメじゃん。なぜ、The Dreamers  観たのか、動機バレバレです。
 韓国映画では、Eun Gyo 、Natalie タイ映画の Jan Dara これらも…
 東洋人のほうが肌がきれいですね。特に背中。でも、フランス人の顔の
 美しさには、思わず見入ってしまいます。しかし、女流監督って、女性に
 とことん、意地の悪い視線を向けますね。Romance x は、忘れたころに、
 もう一度観てもいいけど、Anatomy of Hell を再び観たいとは思いません。
 いやいや、官能映画ばかりに没頭しているわけではなく、オブリビオン、
 ワールド・ウォー Z などは、日本語字幕があるので、単純に楽します。
 パシフィック・リムなんて、いい感じ。
 娯楽映画だけではなく、shell のような文芸作品も観ましたよ。しかし、
 複雑な心理を追う作品は、英語の字幕だけではムリです。shell の場合は、
 たまたま、セリフに重きがおかれていなかったのと、スコットランドの
 ハイランド地方の荒涼とした風景が存在感のある脇役で、語学力の障壁が
 低くて済みました。でも、アイルランドや、このハイランド地方って、
 何故、これほど、風景だけで語っちゃうんでしょうね。ライアンの娘の
 嵐のシーンなんて、いまだに忘れられませんもの。
 邦画だって観ましたよ。ストロベリーナイト~インビジブルレイン~、
 愛のむきだし、蛇にピアス。特に非女子図鑑が面白かった!江口のりこ
 いいですねぇ。ユリ子のアロマも、なんともいえない役柄を怪演してたの
 ですが、非女子図鑑では、お見事。かねがね、女子中学生って人類史上
 最強って思ってましたが、30代女性は、さらなるステージに立つことが
 できるポテンシャルを持っていることが証明されました。
 ネットだけではなく、劇場にも足を運んだんですけど…「風立ちぬ」には
 がっかりして帰ってきました。やっぱり、紅の豚がピークだったかな。
 庵野クンが、ヒド過ぎました。学芸会以下ですね。他の人の吹き替えで、
 もう一度観ることが出来ない限り、評価は変わりません。瀧本美織は、
 良かったのに。彼女は「てっぱん」のころのガチャガチャした感じが、
 すっかり落ちて、どんどん、美女になっていきますね。今後が楽しみです。

より以前の記事一覧