キッチン・リフォーム 03
床のべニア板が傷んで、ギシギシと、たわむ2箇所は床下から支える形で
補強しました。
キッチン・リフォーム 02 までで、床の下地となるベニア板は、すべて、
完了したつもりだったのですが、次の工程に進もうと、道具類や材料を
片付けてみたら、その下に、4mm くらいのスキマがあるピースを見つけて
しまいました。そのままにしておいても、上からクッションフロアを
貼るので隠れてしまうところです。どうしても気になるなら、底辺が
4mm の細~い三角形の木片で埋めることもできます。でも、やっぱり、
気になって作り直してしまいました。
作り直したピースは、周囲のベニアと色が違って、ちょっと、赤みがかって
います。色の違いは、樹種や、同じ樹種でも、どの部分が使われたかによる
のですが、作り直しのために、追加で買った、このベニアは、2類という
タイプで、ホームセンターなどでも売ってるものです。他のピースは、
1類のベニアを使ってます。1類と2類の、どこが違うかというと、1類の
ほうが、耐水性が高いのです。1類よりも耐水性が高いのは、特類という
ベニアで、2類の下には、3類という粗悪品もありますが、これは、現在、
ほとんど生産されていないとのことです。耐水性の差は、使われている
接着剤の違いから生じます。
特類 フェノール樹脂
1類 メラミン樹脂
2類 ユリア樹脂
3類 増量ユリア樹脂、ガゼイン、膠等
作り直すくらいですから、1類のものを使いたかったのですが、あいにく、
品切れだったので、2類でガマンしました。水が直接かかる恐れが小さい
位置でもありましたし。
以上で、一応、木工事部分は終えたので、いよいよ、クッションフロアを
貼る工程へと入ったのが、12月10日でした。
「クッションフロアの貼り方」というようなページを参考に床に合わせて
切り抜いてみましたが、あっというまに、4枚失敗しました。
難しそうに見えることは、実際にやってみると、やっぱり、難しい
ということが、身にしみてわかりました。これはもう、クッションフロアを
あきらめて、フローリーングに変更するしかないかと、思い始めましたが、
待てよ、ここは、オギカズさん方式で型紙を使って切り抜いたら、なんとか
なるかも知れないと、ひらめきました。
失敗したクッションフロアを使って型紙を作り、それでも、失敗したら、
その失敗したものを型紙として使って、より、精度の高いものにするという
手順で、切り抜いていきました。クッションフロアは柔らかくて加工が
しやすいし、カッターナイフを使うので、誤差も、0.05mm くらいまでに
縮めることができます。適度な厚みと柔軟さを合わせ持つので、たわみや、
折れ曲がりによる誤差も生じにくいことも、型紙素材として適しています。
こうして、最初の一枚が、ほぼ、満足できる形で切り抜くことができると、
同じ要領で、クッションフロアのピースが、次々と、できあがって
いきました。
↑↑↑が、型紙を作ったところです。
型紙の段階で、↑↑↑くらいの精度になってますから、これを元に切って
いくと、かなり、満足度の高いピースができあがっていきます。
相当に複雑な形状のピースも、型紙方式で、比較的容易に切り抜いていく
ことができました。
そして、ついに、全ピースの切り抜きが完了しました。
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